【完全ガイド】愛犬の口輪(マズル)の正しい用途や使い方をチェック


愛犬に口輪をつけている飼い主をごく稀に見かけますが、どうして口輪をつけているのでしょうか。咬むから?吠えるから?いくつか理由がありそうですが、口輪を正しい使い方を理解していますか。
また、口輪をつける犬を見かけて「可哀想」だと感じる方や、デザイン(アヒルのクチバシ型の口輪を見かけたことがありますか?)によっては「可愛い」と思う方もいます。

そこで今回は、犬用の口輪について、どうして口輪をつけるのか、その理由や効果はもちろんのこと、種類や選び方のポイント、つけ方や外し方、おすすめの商品など、口輪に関して隅々までご紹介します。
ぜひ、最後までチェックしてみてください。

ムシャムシャ
こら!まーた拾い食いしてる
つい癖で・・・
口輪を使ってのしつけが必要かもね

犬に口輪を付ける理由とその効果

そもそも口輪とはマズルとも呼ばれていて、犬の口に装着し犬が口を開けれなくするアイテムのことです。当たり前ですが、犬にとってはこれがストレスになるため、正しい使い方をすることが大事になります。

口輪の用途

犬の口輪は、咬みつき防止、無駄吠え防止、拾い食い防止など様々な機能があります。よく見かけるのは動物病院での待合室ではないでしょうか。他にも、ドッグランで多くの犬と触れ合う場面や散歩中などでも使用されます。それぞれ解説していきます。

[1口輪の用途「咬みつき防止」

1番一般的な用途は、咬みつき防止のためです。人や他のペットを咬んで怪我をさせてしまわないように、口輪をつけて口を覆います。犬の咬む力は強く、約100kgあると言われています。人間が20〜30kgであるため、人間の5倍ほどあります。さらに、大型犬では160kg以上あるため、仮に強く咬まれてしまうと縫うほどの怪我をする恐れがあるのです。人との距離が近い動物病院などでは、咬みつき防止のため口輪をつける方も多いです。

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[2]口輪の用途「無駄吠え防止」

静かにしなければいけない場所で、無駄吠え防止のために口輪をつける方もいらっしゃいます。無駄吠え防止のために口輪をつけることは根本的な解決にはなりませんが、一時的に静かにして欲しい時に利用することは可能です。
無駄吠えを直す必要がある場合は、無駄吠えを解決する方法がありますので、そちらをご覧ください。

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[3]口輪の用途「キズ舐め防止」

犬は自分の身体で気になる箇所をペロペロ舐めます。怪我をした所や、手術後の治療中の跡など、傷口を舐めてしまいます。そうすると、キズが塞がるのが遅くなったり、回復が遅れてしまうケースが多いです。
そのため、キズ舐め防止のために口輪を使用する場合があります。エリザベスカラーと同じ用途で口輪を使うといったイメージです。エリザベスカラーよりも犬の動きの邪魔にならないので、うまく使えれば、犬にとってもいい道具になります。


[4]
口輪の用途「拾い食い防止」

散歩中に道端に落ちている物を食べてしまう場合にも口輪をつけることがあります。拾い食い防止の用途です。
他の犬の糞を食べてしまったり、カエルなどを食べてしまう癖がある場合は、寄生虫の危険性もあります。注意してあげる必要があります。

 

口輪の選び方「チェックポイント付き」

犬用の口輪を選ぶポイントをご紹介します。一覧表をチェックして、選び方やポイントをおさえましょう。口輪自体が犬にはストレスになりますが、合わないものを選ぶと、怪我のリスクすらあります。

必ず愛犬のサイズを測り、小さめでも大きめでもない、ピッタリのサイズを口輪を選ぶようにしてください。

タイプ(種類)
※1
①ワイヤータイプ
②メッシュタイプ
③シリコンタイプ
サイズ
※2
愛犬の下記サイズを測っておけば十分
口周り、首回り、鼻先から鼻の付け根、ヘッドライン、マズルの幅、マズルの高さ
装着方法
※3
①バックル式
②ベルト式
カラー展開 オシャレを意識した口輪はカラーバリエーションが豊富
機能性
※4
口輪をしながら水が飲める、ピッタリと口が閉じる、目隠しができるなど
素材 シリコン、ナイロン、ポリエステル、

簡単な解説を入れますので、不明な点は確認してみてください。

※1 タイプ(種類)の解説

①ワイヤータイプ

口の周りをワイヤーで覆うタイプです。口輪と聞くと一番連想されるのがこのタイプです。

②メッシュタイプ

口周りや顔全体をメッシュなどで覆うタイプです。犬にとっての相性さえよければ、動きやすさやストレスは少ないでしょう。相性が合わなければピタッとフィットしてしまうため、逆に一番ストレスにもなります。

③シリコンタイプ

口周りや顔全体をシリコン素材で覆うタイプです。メッシュタイプをデザイン性を向上させ、口輪とは思えない可愛らしさオシャレさを感じます。人目が気になる方は、このタイプがおすすめです。

※2 サイズの解説

サイズを測る場所をまとめましたので、参考にしてください。

※3 装着方法の解説

①バックル式

バックル式は着脱が非常に楽です。ベルト式よりも壊れやすくなりますが、圧倒的に簡単に取り付け取り外しができるため、口輪はバックル式が大半を占め主流となっています。

②ベルト式

ベルト式は着脱が面倒なものの、壊れにくく、ふとした拍子に簡単に外れることがありません。

※4 機能性の解説

水が飲めるタイプ

口輪の多くは、口全体を覆うタイプが多いです。そんな中でも、口の根本部分のみを覆い、水が飲めるタイプがあります。

目隠しができるタイプ

犬にはあまり使われませんが、猫などでは口とともに目を隠すタイプも存在します。目隠しをした方が余計な情報が入らないので、リラックスできる場合があります。

おすすめの犬用 ”口輪” 5選


オススメの口輪 [1]

  • タイプ:メッシュタイプ
  • 装着方法:バックル式
  • 素材:ポリエステル、ナイロン
  • 適合犬種:コーギー、柴犬、トイプードル、ミニチュアダックスフンド、ビーグル、シェトランドシープドッグ、ヨークシャテリア、パピヨンなど

オススメの口輪 [2]公式HP

  • タイプ:シリコンタイプ
  • 装着方法:バックル式
  • 素材:シリコン
  • 適合犬種
    Sサイズ:トイプードル、チワワ、ポメラニアン
    SMサイズ:カニーヘンダックスフンド
    Mサイズ:ダックスフンド、ミニチュアピンシャー
    Lサイズ:ダーダーコリー、ジャックラッセルテリア

オススメの口輪 [3]

  • タイプ:メッシュタイプ
  • 装着方法:バックル式

オススメの口輪 [4]

  • タイプ:ワイヤータイプ
  • 装着方法:バックル式
  • 素材:プラスチック
  • 適合犬種ビーグル、シェットランドシープドッグ、アメリカンコッカースパニエル、日本スピッツ、イングリッシュコッカースパニエル、ウィペットなど
  • 機能性:口輪をしながら水が飲める

オススメの口輪 [5]

  • タイプ:シリコンタイプ
  • 装着方法:バックル式
  • 素材:シリコン、コットン、プラスチック

番外編

パグやフレンチブルドッグ など、短頭種用は通常の口輪は使えません。鼻ぺちゃ用の特別な口輪を用意してあげましょう。オススメを2つ紹介します。

短頭種用 オススメの口輪 [1] 〈 公式HP

  • タイプ:シリコンタイプ
  • 装着方法:バックル式
  • 素材:シリコン
  • 適合犬種:パグ、ペキニーズ、ボストンテリア

短頭種用 オススメの口輪 [2]

  • タイプメッシュタイプ
  • 装着方法:バックル式
  • 素材:PCV
  • 適合犬種:パグ、フレンチブルドッグ 、ペキニーズ、ボストンテリア、シーズー

安全な口輪のつけ方、外し方

安全に口輪の着脱をするには、まず愛犬が口輪を嫌がらないこと大切です。口輪に関して、はじめは嫌がることが多いため、少しづつ慣れさせるようにしましょう。

例えば匂いを嗅がせたり、口輪とセットでおやつをあげたりします。すると、だんだんと怖くないものと認識し始め、口輪に対して抵抗がなくなっていきます。最初はあまり長い時間つけないようにし、着用後は褒めてあげるようにします。少しづつ時間を伸ばして、いくことが大事になります。

▼ 口輪をつける練習方法 ▼

口輪をつけるのをどうしても嫌がる愛犬のために、いくつか練習方法をご紹介します。参考にしてみてください。

(1)口輪に慣れる練習 

口輪にペースト状のおやつを塗ってあげて、なめさせます。徐々に口を入れるのを嫌がらなくなってきたら次のステップです。

(2)口輪に口先を入れる練習 

愛犬が自主的に口先を入れるようになってきたら、片方の手で口輪を持ち、愛犬が口先を入れてきたら反対側の手でおやつをあげるようにしましょう。おやつを食べている時は、そっと口輪を持っている手を離してあげます。

(3)口輪を装着する練習 

口を入れることに抵抗が無くなったら、バックルを装着しましょう。おやつを与え、すぐに外すを繰り返してあげましょう。ここで無理やりしてしまうと、また苦手意識を持ってしまいますので、最初は短時間で外してあげて、少しずつ時間を伸ばしていくようにしてあげてください。

このようなステップで、口輪に対しての抵抗心を無くしていき、おやつがもらえる嬉しい気持ちに徐々に変えていってあげます。「口輪→おやつ」と愛犬が理解すると、病院に口輪をつけていく時にも、爪切りで口輪をする際にも「最後にはおやつがもらえる」と、ちょっと嫌な時でも我慢してくれるようになります。
また嫌がることを無理やりするのは、飼い主との信頼関係を壊すきっかけにもなってしまいます。きちんとステップを踏んで、口輪をする練習をしておくことが大切です。

口輪の注意点

犬へのストレス以外に、口輪をする際の注意点があります。犬は口を開けてハァハァと呼吸をしながら体温調節を行います。口輪の種類や正確なサイズ選びをしたかにもよりますが、この体温調節のための呼吸がスムーズに行えず、熱中症になってしまうリスクがあります。
暑さには注意をするのはもちろんのこと、口輪をする時は犬の様子をいつもより観察しましょう。元気が無くなってないかなど、注意してみてあげる必要があります。

オシャレな口輪もたくさんあるんだね

口輪(マズル)のあれこれを紹介してきました。
全ての口輪の用途に言えることですが、基本的には口輪だけに頼ってしまわないようにしましょう。あくまでもしつけをするための補助的な役割で、口輪は万能の道具ではありません。咬み癖がなおるわけでも、吠え癖がなおるわけでもありません。そういった行動をなおしたい場合は、きちんとしたしつけを行う必要があります。
それでも口輪は有効に使うことができれば、犬にとっても周囲の人間にとってもストレスなく安心できる環境を作ることができます。口輪に対する正しい理解と、無理のない使い方を心がけて、愛犬との楽しい時間を過ごしましょう。

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