睡眠時間で分かる愛犬の健康状態【寝すぎて心配?】


睡眠時間で分かる愛犬の健康状態【寝すぎて心配?】

いつもウチの愛犬は寝てばかりいる、なんて思われたことのある飼い主さんは多いはずです。犬の平均的な睡眠時間は12~14時間といわれていて、人と比べると結構長いです。そしてこれには納得の理由があり、それを知ることで、より愛犬のことを理解してあげられるようになるかもしれません。

また、寝るときの姿勢と愛犬の気持ち、年齢ごとの睡眠時間、快適な睡眠環境の整え方までを紹介します。それでは、犬の睡眠について全部答えていきます。

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ZZZZ
いつもいびきがうるさいわね

犬の睡眠時間はどれくらい?

ウチの愛犬はいつも寝てばかりで心配だ、なんて方もいるかもしれません。

人の場合、平均的な睡眠時間は6~8時間程度です。それに対し犬の平均的な睡眠時間は、12~14時間といわれています。もちろん、年齢や体調によって変わるものの、人と比べると長めです。
これにはレム睡眠とノンレム睡眠との時間が関係してきます。犬の睡眠は、眠りの浅いレム睡眠の時間が長いのです。これは犬が野生で生活していた頃、外敵から襲われてもすぐに気付けるように、眠りの浅いレム睡眠の時間が長くなったからだと考えられています。
そのため、睡眠が浅い分長い眠りが必要だといわれています。

人間の睡眠は、90分ごとに浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返していますが、犬の場合は浅い眠りの方が長いのです。
また、人間の場合は90分ごとですが、犬の場合は【睡眠16分・覚醒5分】と、21分周期で繰り返されているという報告もあるようです。

人と違って眠りの浅い犬は、長時間睡眠が必要なのです。

浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)の違い

浅い睡眠(レム睡眠) 深い睡眠(ノンレム睡眠)
・体の力が抜けている
・記憶を整理している
・夢を見る
筋肉は動いている
・成長ホルモンが分泌されている
・免疫力を高めている

年齢による睡眠時間の変化

成犬の犬の睡眠時間は、12~14時間ですが、実際のところでは、その時間は年齢や大きさによって大きく変化します。

  • 子犬(1歳くらいまで)
    1日18~19時間睡眠と長い
  • 成犬(1歳~7歳くらいまで)
    1日12~14時間睡眠が平均的で、大型犬の方が長い傾向にある
  • シニア犬(8歳以降)
    1日18~19時間睡眠と長い

快眠のためのポイント

犬も人間同様、睡眠がとても大事です。そこで、睡眠をより快適に、ぐっすり寝られるようになるポイントをご紹介します。

快適な睡眠環境を整えるポイント

  • 寝床
  • 温度
  • 清潔

〔ポイント1〕寝床

寝床を用意してあげましょう。ベッドやサークルを用意してあげ、快適な寝床があると安心して寝ることができます。夏はひんやり冷たく、冬は暖かい素材にするとより良いです。
犬は音に敏感なため、ガサガサ音の出ない静かな寝具にしてあげることも大事です。

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〔ポイント2〕温度

室内で犬を飼っている場合は、温度設定も快眠するための重要なポイントになります。季節によって毛が生え変わる犬種(柴犬、コーギー、ゴールデンレトリーバーなど)か、季節によって毛が生え変わらない犬種(プードル、ヨークシャテリア、シュナウザーなど)によって適温が違います。

毛が生え変わる犬種 毛が生え変わらない犬種
夏/約22〜25℃ 冬/約20〜25℃ 夏/約23〜26℃ 冬/約19〜23℃

ちなみに、毛が生え変わる犬種は<ダブルコート>と呼ばれ、春〜夏にかけて驚くほど多くの毛が抜ける時期があります。
毛が生え変わらない犬種は<シングルコート>と呼ばれ、全く毛が抜けないわけではありませんが、日頃の掃除は楽です。室内飼いに改良された犬種が多いため、アレルギー体質であったり、寒さや温度変化に弱かったりします。

〔ポイント3〕清潔

寝具を清潔に保つのは重要です。定期的に洗濯をし、常に清潔にしてあげましょう。もし人間用の洗剤では汚れや匂いが落ちにくいと感じたら、ペット用の洗剤を利用してみてください。

寝姿で分かる愛犬の気持ち

「ウチの愛犬はよく仰向けで寝ている」「最近は丸くなって寝てることが多い」「今は横たわって寝ている」などなど、犬の寝姿はどれも愛くるしく可愛いものです。

でもご存知ですか?

犬の寝相や寝姿から、愛犬がどんな状態かを知ることができるのです。そこで代表的な犬の寝姿からわかる愛犬の状態をご紹介します。

(1) 仰向けで寝ている
犬の急所はお腹です。骨に守られていないお腹を、無防備にさらしながら寝ている状態は、非常にリラックスしています。安心してくつろいでいることがうかがえます。とても可愛いですね。
(2) 横向きで寝ている
リラックスしています。横向きに寝ることは犬にとって非常に楽な姿勢です。
(3) うつ伏せで寝ている
何かに警戒している時はこの姿勢で寝ます。寝ていてもすぐに起き上がれるこの態勢は、あまりリラックスした寝姿ではありません。
(4) 丸くなる
犬にとって最も一般的な寝姿です。お腹を守る形で、寒い時には体温を逃さないようにしています。うつ伏せほどではありませんが、緊張している時もこの態勢で寝ることがあります。

犬のあくびはどんなサイン?

犬も人間同様、あくびをします。あくびは眠たくなったサインですが、犬にとってのあくびは、眠気からくるものとは限りません。
犬は緊張、不安、興奮している時もあくびをします。緊張や気持ちを落ち着かせるための行動です。あくびだけでなく、ノビをしたり、背中をかいたりするのも同様の行為です。

これらの行動は、専門用語で「カーミングシグナル」と呼ばれるものです。
眠気以外で犬があくびをしていたら、リラックスさせ、気持ちを落ち着かせてあげましょう。

犬のいびきを解説

あくびと共に気になるのが、犬のいびきです。犬のいびきの原因は様々あり、仕方がないものから病気や疾患のものまでありますので一度目を通しておきましょう。

主ないびきの原因

  • 肥満によるもの
  • 鼻水の影響
  • 病気
  • 犬種の特性

(1)肥満によるもの

ノドの辺りにも脂肪がつき、気道が狭くなってしまうことが原因です。運動量を増やしたり、食事を見直すなどダイエットをすることで解消されます。

(2)鼻水の影響

ハウスダストや花粉などが原因で鼻の粘膜が傷つくと、犬は鼻水を出して粘膜を守ろうとします。その鼻水が鼻孔を狭くし、いびきの原因になります。空気清浄機をしようし、環境の改善を行うことでいびきが解消されます。

(3)病気

鼻炎など鼻や気管に疾患がある場合、腫瘍ができている場合にもいびきをかくことがあります。今まではいびきをかかなかったにも関わらず、急にいびきをかくようになった場合は注意が必要です。

(4)犬種

鼻ぺちゃである短頭種はいびきをかく傾向にあります。フレンチブルドッグやパグなどは、そのそも「鼻の穴」が非常に狭く、先天的に鼻腔狭窄症であることがあります。鼻の手術は出血をともないリスクが高いため、レーザーを使った治療でダメージ最小限に抑えたいです。
※全身麻酔 15,000円〜 手術費用 30,000円〜

 

愛犬がたくさん寝る理由はわかりましたか。犬は人間より眠りが浅く、その分沢山寝る生き物です。いつも寝てばかりいても身体を回復させている必要があるので、ぐっすり寝かせてあげてください。
また、寝姿でも愛犬の心理状況がわかるので、リラックスしているのか、少し緊張しているのかだけでも気にかけてあげると、より過ごしやすい環境を提供できるかもしれません。

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飼い主の前ではいつも「ヘソ天」で寝ちゃうワンワン

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