犬のしゃっくりが止まらない時の原因と対処法


犬のしゃっくりが止まらない時の原因と対処法

犬もしゃっくりをします。大人になるとほとんどしなくなりますが、子犬の頃は一度出だすとなかなか止まらないことも多く、心配になることがあるかもしれません。実は人間でも同様のことが言え、発達段階の幼少期にしゃっくりは多くみられます。
犬のしゃっくりも基本的な原因は、人間同様「横隔膜の痙攣」です。そこで、しゃっくりが引き起こされる食事の与え方、しゃっくりが止まらない時の対処法など紹介します。

・・・ヒック・・・ヒック
さっきからどうしたの なんだか苦しそうね
しゃっくりが、止まら ヒック ないんだ・・
もう、どうせまた早食いしたんでしょ?

しゃっくりの原因

犬のしゃっくりは特別な原因があるわけではありません。人間同様、横隔膜が痙攣をすることで起きています。症状も似ていて「ヒック」と音がなります。人間でもそうですが、体全体が動くため、いつもと違う感覚に不快感を感じます。

しゃっくりは体内に溜まったガスや空気を出す作用もあるため、悪い現象ではありませんが、横隔膜を刺激する原因が色々と考えられますので、その原因を探ってみましょう。

食事が原因の場合

食事は犬のしゃっくりの原因に鳴ります。特に【一気食い・早食い】【ごはんの硬さが合っていない】【冷たいもので胃が冷えた】が挙げられます。

(1)一気食い・早食いがしゃっくりの原因

フードの一気食いをすると、急に胃が大きくなります。さらに、早食いの場合は、一緒に飲み込んだ空気でさらに胃が膨張します。こうしたことにより、横隔膜が刺激されしゃっくりが出ます。
食後にしゃっくりが起こりやすい場合は、1回の量を減らし回数を増やすなどの対策をしてみましょう。少し食べづらい器(底に突起がある)に入れるなどし、早食いができなくなる工夫をしてみるのもいいかもしれません。

参考までに、早食い対策の器をいくつ紹介しておきます。

(2)ごはんの硬さが合っていないのがしゃっくりの原因

ドッグフードはドライなものからウェットなものまで硬さは様々です。本来は犬の成長や体調によって使い分けなければいけません。もし、フードが犬の体質に合っていないと消化の際にガスが発生し胃が膨張してしまいます。
フードを変えてしゃっくりが頻繁にでるようになった場合は、元のフードに戻して様子をみる必要があります。

(3)冷たいもので胃が冷えた

冷たいものを食べ、急激に胃が冷えると横隔膜が刺激され痙攣を起こす場合があります。真夏でも氷水などの冷たいものは、与えすぎることのないように気を付けましょう。

このように、しゃっくりが起こる原因が分かれば、予防することができます。フードの種類や与え方を考えたり、器を変えるなど、日常の中で試せることはたくさんあるので、愛犬の体格や性格に合う方法を探ってみてください。

しゃっくりが起きやすい年齢と理由

しゃっくりは仔犬の頃に出やすいです。
大人になるための成長と考える獣医も多く8ヶ月〜12ヶ月頃までの仔犬はしゃっくりが起こりやすいと言われています。

しゃっくりを止める方法

しゃっくりが出続けと呼吸もしづらく、早く止めてあげたいと思うのが飼い主の信条です。
人間の場合、しゃっくりを止めるには「驚かせるといい」などと昔から言われています。しかし、愛犬を驚かせるのはなんだか可哀想ですよね。

しゃっくりの原理は横隔膜の痙攣です。痙攣で呼吸のリズムが取れなくなっているため、呼吸のリズムを変えてあげるとしゃっくりが止まったりします。(人間の場合は「驚かす」がこれにあたります)

呼吸のリズムを変えて整え直してあげるには、驚かす以外に下記のような方法があります。

  • 水を飲ませる
  • 軽く運動させる
  • 手をナメさせる
  • 優しく口を閉じて数秒ふさぐ
  • みぞおちのあたりを優しくマッサージ

まずは愛犬に寄り添って、優しく撫でてあげながら、落ち着かせてあげましょう。そして、手や指を舐めさせてあげたり、水を飲ませてあげると良いです。舐めるという動作を続けていると、しゃっくりが止まることがあります。

それでもしゃっくりが止まらない時は、数秒間だけ呼吸を止めさせると収まるケースがあります。優しく口を閉じて鼻の穴を数秒間閉じます。これを何度か繰り返すとしゃっくりが収まります。ただし、愛犬が嫌がるようであればやらない方が賢明です。飼い主との信頼関係があれば、どこを触っても許してもらえますが、安心できる関係が築けていないと、より関係性を壊す可能性があります。

しゃっくりが止まらない時は?

しゃっくりはそのうち止まりますし、止める方法を試してみてもなかなか止まらない場合は、病気の可能性も考えられます。主な原因は呼吸器の疾患で、下記のような病気に該当するかもしれないので注意が必要です。

  • 喘息
  • 肺炎
  • 気管支炎
  • 肺がん

苦しそうにしている、咳が止まらないといった症状もあれば、呼吸器に何らかのトラブルを抱えている可能性が高いです。
放置してしまうと呼吸困難になってしまいますので異変に気づいたら病院に連れて行くようにしてください。

しゃっくりそのものは生理現象ですが、もし他の病気が原因でしゃっくりの症状も引き起こされている可能性もあります。いろいろ試しても、しゃっくりが改善されないようであれば、どんな状態でしゃっくりが出るのかを記録しておくと良いでしょう。病院に連れて行った際の問診でやくにたちます。

しゃっくりと勘違いしやすい症状

一見しゃっくりと思われるかもしれませんが、実は違う場合があるので、その一例を紹介しておきます。

  • 吐き気を催している場合
  • 逆くしゃみをしている場合

吐き気を催している場合

犬は嘔吐する前に腹筋を数回収縮させます。その収縮させるお腹の動きがしゃっくりと似ているため、勘違いしてしまうことがあります。
その後、嘔吐すれば吐き気からくるものだったと判断がつきますが、嘔吐を我慢してしまう場合があるため、判断がつきにくくなります。

逆くしゃみをしている場合

逆くしゃみというのもしゃっくりと勘違いしやすい症状です。くしゃみは、空気を鼻と口から一気に吐き出す現象ですが、逆くしゃみは空気を鼻と口から一気に吸い込む現象です。
突然フガフガと、豚が泣くような音を出したら逆くしゃみでしょう。
逆くしゃみは特に、小型犬や短頭種に多く見られます。数分続いて止まることが多く、しゃっくりと勘違いする症状のひとつです。

僕がしゃっくり止まらなくなったら助けてね

愛犬のしゃっくりは、生理現象なこともありますし、異変を知らせるサインであることもあります。初めて見る時は焦ってしまうかもしれませんが、まずは落ち着かせることが大切です。飼い主が落ち着いて対処してあげてください。
また、しゃっくりは食事に原因であることが多いので、フードを見直したり、器を変えて早食い防止の対策をとってあげてください。
しゃっくりと通して、少しでも異変を感じた場合には、病院に連れて行くことも必要となりますので、しゃっくりだからと放置することなく、愛犬を観察してあげて異変に気づくようにしましょう。

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