【個体情報管理システム マイクロチップ】現代における愛犬の守り札


【個体情報管理システム マイクロチップ】現代における愛犬の守り札

今では「ペット」というよりも、かけがえのない家族である愛犬。

もし迷子になったり、連れ去られたりしたら一大事です。
もちろん鑑札(かんさつ)はつけていても、失くしてしまったり、第三者が外す可能性もあります。

鑑札ができる以前は、大事な家族を探し出す事ができませんでした。
そんな不安を払拭してくれるのが、近年注目されているマイクロチップです。

マイクロチップは、いつでも掛け替えのない家族を見守ってくれる愛犬家の強い味方なのです。

愛犬にマイクロチップを使う必要性

マイクロチップはカプセル状で直径2mm、長さ5mmほどの電子機器です。

首の後ろに注射のような物で埋め込みます。

【マイクロチップに登録する内容は?】

マイクロチップは飼い主と愛犬の情報を登録して初めて身分証明書になります。

動物病院で埋め込み、所定の用紙に必要事項を記入します。

  • 飼い主情報
    • 氏名・住所・電話番号・その他緊急連絡先
    • FAX番号・Eメールアドレス
  • 愛犬情報
    • 名前
    • 生まれた年・月
    • 性別
    • 動物種と毛の色など

登録料は1,000円、マイクロチップの埋め込み費用は5,000円前後になります。

【マイクロチップはこんなことができる!】

マイクロチップは首輪や鑑札と違い、体内に埋め込むため紛失・盗難の恐れがありません。

マイクロチップでできる事は主に次の2つです。

  • 飼い犬の遺棄を防止できる
    • 動物愛護法ではペットの遺棄は禁止です。

マイクロチップを埋め込んでいると無責任な遺棄を防げます。

  • 迷子の犬の飼い主を探し出せる
    • 犬が迷子になっても、保護された施設・病院で登録データを照合し飼い主を特定できます。

例えば、2011年の東日本大震災で家族とはぐれた犬たちがたくさんいました。
はぐれた犬たちは保護動物扱いで施設に収容され、最悪の場合殺処分された過去があります。

しかし、マイクロチップが入っていた犬たちは飼い主を特定でき、100%家族のもとに戻っています

マイクロチップについては否定的な意見をしばしば目にします。

  • 犬に異物を埋め込むなんてかわいそう
  • 人間の都合に合わせているだけではないのか
  • 動物虐待じゃないのか

どんなにマイクロチップを忌み嫌っても紛失の恐れが少ないというのは事実。

マイクロチップは、大切な愛犬を守れる身分証明書です。
2019年6月には動物愛護法が改正されました。
施行されると、ペットショップの動物たちにはマイクロチップの装着が義務づけられます。

飼い犬にマイクロチップを装着していない場合、動物病院で埋め込んでもらう事になるのです。

忘れないで!引っ越した時はマイクロチップの住所変更も!

引っ越しの際は公共料金や住所の変更手続きがあります。
マイクロチップも同じように、住所変更することで飼い主の正しい情報を呼び出せる効果を維持できるのです。

登録情報を変更せずにいると、愛犬が迷子になった際に飼い主の居住地特定に時間がかかってしまいます。

引っ越しの際は、マイクロチップの登録内容変更手続きも忘れないでくださいね。

【登録情報の変更方法】

マイクロチップの登録情報の変更方法は次の通りです。

  1. 登録時の控用紙か登録完了通知をコピーして、変更箇所を手書きで変更する
  2. 1を郵送またはFAXで日本獣医師会に送付する。

ホームページでの変更も可能ですが、2019年8月現在ではリニューアル中のためアクセスできません。

愛するからこそマイクロチップの重要性を考えたい

マイクロチップの導入については賛否両論あります。
賛成派の意見は【日本国内であれば登録情報を確認できるので、万が一離れ離れになっても安心】というもの。

しかし、反対派の意見があるのも事実です。

反対派の意見

  • 埋め込み時に細菌に感染する恐れがある
  • 人間の都合で動物の体に異物を埋め込んで良いのか
  • 読み取り機械が普及していないのに照合できるか未知数

現状では細菌感染の報告は確認されていません。
また、マイクロチップ装着費用の一部を補助する自治体が増えているので、これをきっかけに読み取り機の数も増える事が予想されています。

人間の都合に合わせているという意見は重要です。
しかし、大切な愛犬が行方不明になって何も手がかりがなければ探しようがありません。
SNSでは「私の愛犬が行方不明になってしまいました!知ってる方情報ください!」という投稿もよく目にします。
マイクロチップを装着した犬であれば、ほぼ確実に身元を特定できるのです。

大切な愛犬だからこそ、飼い主さんはマイクロチップの必要性を考えてみてくださいね。

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