犬の白内障とは?どんな病気なの?


犬の白内障とは?どんな病気なの?

人間でもよく耳にする白内障ですが、犬も同じように白内障になることがあります。
白内障とは目の奥にある【水晶体】が白く濁ることによって、視力が低下してしまう病気です。症状が進行して放置してしまうと最悪、失明する恐れもあります。

わかりやすくカメラでたとえてみましょう。水晶体はカメラでいうとレンズの部分になります。透明でピカピカに磨かれたレンズと、手の油や、汚れなどで曇ってしまったレンズでは見える世界ははるかに違います。
カメラのレンズなら掃除をすればきれいになるものですが、目の奥の水晶体をゴシゴシ磨く・・怖くてできませんよね。

白内障の原因

犬の白内障の原因は加齢によるものと、遺伝性、他の病気によるのがあります。

加齢による白内障

7歳以上のシニア犬に症状が出始め、角度や光の加減で目が白っぽいかな?と感じたり、物にぶつかることが多くなった、最近夜の散歩に出かけるのを嫌がるようになった、などの所見で白内障かもしれない!と気づけます。

犬種によって、白内障になりやすい犬種がいるといわれており、代表的なのがコッカー・スパニエル、ミニチュア・シュナウザー、プードル、が発症しやすい犬種といわれています。

遺伝による白内障

先天性白内障】と【若年性白内障】に分けられ、これも犬種で見るとプードル、ミニチュア・シュナウザー、シベリアンハスキー、、ゴールデンレトリバー、オールド・イングリッシュ・シープドックなどに多く発症しています。
先天性白内障と若年性白内障、なにが違うの?と思われる方もいると思いますので説明いたしますのでご覧ください。

  • 先天性白内障はお母さんのお腹の中に居る時にはすでに、白内障がはじまっており、生ま れて目が見え始め、コロコロ動き出すころには白内障の所見が見られる
  • 若年性白内障は2歳くらいまでには発症する白内障のこと

他の病気による白内障

犬の白内障も、他の病気から発症した続発性のものや合併症のものがあるのをご存じですか?合併症で代表的なものは糖尿病です。糖尿病白内障とも呼ばれますがこちらは糖尿病を直さないとよくはなっていきません。

その他に、目に外傷を負ったことがある、緑内障、ブドウ膜炎、他の目の病気により白内障を引き起こすこともありますので、注意が必要です。

白内障の治療は?

白内障の治療は点眼による物と、手術があります。
初期の症状であれば、点眼薬により白内障の進行を遅くする治療を受けることが可能となます。しかし、これはあくまでも進行を遅くするものであり、白内障を治すための治療ではありません。

手術について、人間の白内障の手術は目の病気の中でも最よく行われる手術で、今では手術時間は約10分から15分で終わり、日帰りで帰れます。しかし犬の白内障の手術についてはかなり高度な医療技術が必要とされ、手術前にとても細かな検査が必要となってきます。そういった機器が備わった動物病院もごくわずかなのと、犬の場合術後の視力の回復がどれだけよくなったのかを、詳しく出すことができません。

なかなか手術も現実的なものではなさそうです・・

犬が白内障になってしまったら

白内障の予防方法は正直に言いますと今のところはありません。老犬になったら年に2回は定期検診をし、早期に白内障を発見し目薬で進行を遅らせることぐらいしか予防はないでしょう。

白内障になってしまうと、見えづらくなるのでものにぶつかってしまったり、目が見えにくくなると不安と恐怖心から攻撃的になったり、怒りっぽくなる犬もいます。
犬に近づくときや体に触れるときは、必ずひと声かけて安心させてあげましょう。

気になる症状ある時は必ず自分で判断せずに、かかりつけの動物病院に相談してくださいね。

関連記事一覧